手作り結婚指輪のデメリット

今回の記事では、自分たちの手で作り上げる手作り結婚指輪のデメリットを、ジュエリーショップの指輪やオーダーメイドの指輪と比較しながらまとめています。
自作の手作り結婚指輪を検討している方は、以下のデメリットも把握しておくことがおすすめです。

デメリットその1「貴金属としての価値が低くなる」
一般的に、結婚指輪はゴールドやプラチナの指輪を用意しますよね。
しかし自作の手作り結婚指輪の場合は、基本的に真鍮やシルバーになります。
ゴールドやプラチナと比較すれば、真鍮やシルバーが貴金属としての価値が低いのは言うまでもありませんよね。
ではなぜ、真鍮やシルバーになってしまうのでしょうか?

その理由は「加工難易度」にあります。
ゴールドやプラチナといった金属は、加工が非常に難しい金属なのです。
素人が付け焼刃の知識で加工に挑めば、まず失敗してしまうでしょう。
知識と経験が豊富な熟練の職人さんでなければならないのです。
その点真鍮やシルバーは加工難易度が低いので、素人でもしっかりとキットに付属された説明書を読めば、完成度の高い指輪に仕上げることが可能となります。

また、ゴールドやプラチナの場合、失敗した際のリスクが大きすぎるのも理由の一つと言えるでしょう。
貴金属としての価値が高いだけに、失敗も許されなくなるのです。
これらの理由から、手作り指輪の作成キットに付属されている金属は真鍮やシルバーなのです。

デメリットその2「手間と時間がかかる」
たしかに自分たちで手作り結婚指輪を作り上げるという作業は、良い思い出になるでしょう。
しかし、裏を返せば、手間と時間がかかるということにもなりますよね。

結婚式の日取りが決まると、いろいろとやることが多くて忙しくなります。
決めなければならないこと、用意しなければならないものなどが次々と出てきますよね。
そんな忙しい中で結婚指輪も作らなければならないとなると、これはかなり時間的負担となります。
手作り結婚指輪を自作するのであれば、式までの日取りを考えて計画的に作成するのがおすすめです。

手作り結婚指輪のメリット

手作り結婚指輪にはいくつかのメリットがあります。
今回の記事ではそのメリットについてまとめていますので、参考にしてください。
(今回の記事で取り上げる手作り結婚指輪とは、指輪作成キットによって自作する手作り結婚指輪です。)

メリットその1「指輪の購入費用が節約できる」
手作り結婚指輪の最大のメリットの一つといえるのが、指輪購入費用の節約が可能になることでしょう。
結婚指輪の購入費用は、ジュエリーショップなどで購入した場合、数十万円となることが一般的です。
オーダーメイドであれば百万円を超えることもありますよね。
しかし手作り結婚指輪であれば、たったの数万円で済みます。
安いものであればシルバーであっても一万円前後で購入可能です。
数十万円が数万円で抑えられるのであれば、これは文字通り桁違いの安さになりますよね。
何かとお金がかかる結婚費用の一部が大幅に削られることは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

メリットその2「デザインの自由度が高い」
これも手作り結婚指輪の非常に大きなメリットです。
たしかにジュエリーショップのショーケースに並んだ指輪は、プロによってデザインされた素晴らしい指輪です。
しかし、そのデザインが必ずしも自分たちにとっての最高のものであるとは限りませんよね。
万人に理想的なデザインというのはあり得ないからです。
自分たちにとっての最高のデザインを実現できるのは、自分たちの手に他なりません。
そういった意味ではオーダーメイドよりもデザインの自由度が高くなると言えるでしょう。
オーダーメイドの場合は費用面でも非常に高額になりますので、それと併せても非常に大きなメリットと言えます。

メリットその3「思い入れ」
これが手作り結婚指輪の最高のメリットかもしれません。
手作り結婚指輪を一生懸命に作り上げる、その作業そのものが、二人にとっての思い出になります。
これはショーケースの指輪やオーダーメイドの指輪では得ることのできない、手作り結婚指輪ならではのメリットなのです。

手作り結婚指輪とは

手作り結婚指輪という言葉の定義とは、簡単に言うと「人の手によって作られた結婚指輪」ということになりますよね。
何やら特別な指輪のようにも感じますが、じつは結婚指輪というものは、基本的にほぼ全ての指輪がこの定義に当てはまる「手作り結婚指輪」なのです。

結婚指輪とは、一般的にジュエリーショップでショーケースに飾られた指輪を購入したり、オーダーメイドで職人さんに希望通りのデザインに仕上げてもらったりするのが通例ですよね。
そのような方法で用意した指輪であっても、これは立派な手作り結婚指輪であると言えます。
貴金属を指輪に仕上げる工程のどこかで、必ず職人さんの手が加わっています。
オーダーメイドであれば当たり前ですが、ショーケースの指輪も必ず職人さんの手が加わります。
故に、全て手作り結婚指輪という定義に当てはまるのです。

しかし最近はやっている「手作り結婚指輪」とは、そういった職人さんの手による手作り結婚指輪だけではありません。
結婚する自分たち自身で造り上げる手作り結婚指輪も人気を集めているのです。

「自分たちで結婚指輪を作り上げることなど不可能なのでは?」と多くの人はまず思うでしょう。
しかしそんなことはありません。
手作り指輪の作成キットが普通に販売されています。
そしてそれにより自作した指輪を結婚指輪にする人が大勢いるのです。

手作り指輪の作成キットで作ることのできる指輪は、基本的に真鍮やシルバーといった金属になります。
ゴールドやプラチナという最高級の貴金属は加工難易度が高く、素人が易々と加工できるものではないからです。
真鍮やシルバーであれば比較的加工難易度が低いので、素人でも説明書に沿って加工すれば立派な指輪が完成します。
よくシルバーアクセサリを自作する人がいますが、それと同じなのです。

貴金属としての価値はゴールドやプラチナには劣るものの、自分たちの手で作り上げた指輪であれば、その思い入れは一入ですよね。
結婚指輪にかかる費用も格段に安く抑えられますので、そういった部分も手作り結婚指輪の魅力と言えるでしょう。